ゴミの山?宝の山!

個人で設計事務所を立ち上げて15年経ちました。
ちょうど自邸を新築して、2階の将来子供部屋になるかもしれない部屋がとりあえずの事務所でした。
7帖強の部屋にはFAX、プリンタというOA機器に加え大型プロッタや当時はまだ主流だった青焼きの機械も入り、独りで作業するのにギリギリの広さ。
ところが、バブルも弾け、大型物件が減ると図面もA2サイズはあまり出番が無く、ほとんどはA3で間に合うようになりましたし、トレーシングペーパーも使わなくなったので、青焼きも必要なくなりました。
FAXもコンピュータ、スキャナー、プリンタの基本セットがあれば間に合います。
最近では接客の関係もあり、1階のリビングにデスクを構え、そこで仕事をしていますので、2階の部屋は単なる物置になっていました。

ところで息子の夏樹もいよいよ来春は小学校に進学します。
勉強はみんなの居るリビングやダイニングで良いと思いますが、やはり自分の場所が欲しくなります。
また、夏樹のプラレールやレゴ、絵本などがかなりの量になり、リビングを侵食しはじめていますので、これを何とかしなければいけません。

意を決して年内中に2階の物置(資料室)を空ける事にしましたが、そのゴミ(資料)の量たるや半端じゃない。
先日、もう使わなくなったプロッタ、青焼き、プリンタ、PC関連機器を全て廃品回収に出し、後は紙類だけとなりました。
妻にはゴミにしか見えない紙類ですが、事務所開設15年の歴史です。
いきなりゴミ袋に放り込む事は出来ません。
一昨日は資源ゴミの年内最後の回収日でしたから、まずは書籍類の整理。
実は我が家には屋根裏収納がありますが、そこにもかなりの蔵書があります。
蔵書といっても雑誌関係が多いのですが、建築系の雑誌ってなかなか捨てられないんですよね。
でもたぶん今後も読む事は少ないでしょう。
雑誌といえば「Be-Pal」というアウトドア雑誌も創刊号からあったりして、ある意味お宝的存在。
まずはここを整理しないと、2階の資料を上げられません。
さすがに古すぎて使えないPC関連の書籍とか、商品関係を整理。
結構出ますね。
その後、2階の会報や使わないカタログなどを束ね、どれだけ出したろう?
とにかく、書籍関係の半分は資源ゴミに出しました。

後は雑多な紙類です。
こちらも一応、一通り読んでは捨てるか残すか判断するのですが、読んでいると懐かしいなぁ。
行政の会議にも市民枠、有識者枠で結構参加してました。
そのときの記事や資料が山のように出てきます。
いつも捨てようと思いながら結局残してきた紙達。
でも結局、私たちが出た会議の上申書って殆ど実現していません。
市民、有識者も参加していますという既成事実を作らんがための会議の片棒を担がされているだけ。
もういいや、捨ててしまおう。
こんな感じで昨日だけで出したゴミ袋は実に大の袋で8個分!
一旦捨て始めると、結構捨てられる。
殆どが廃棄処分となるのを妻が見て、結局ゴミじゃないと言いますが、人間の歴史なんてそんなものよ。
毎日どんどん蓄積して身動きが取れなくなっちゃう。
もう、本当に捨てていかないと自分の場所が無くなっちゃいそう。

でもなかにはお宝も数多く発見できます。
私が事務所を始めたばかりのときに一般の人向けに企画した建築視察旅行のリポート。
当時はまだプリンターもドットプリンターでした。
地元紙にも取り上げられ、一生懸命印刷していろんな人に読んでもらいましたが、そのデータはすでに紛失していました。
それがプリント一式出てきた!
私が毎年(今年は息子のお受験で行けませんでしたが)行っている建築視察旅行の原点のような旅の記録です。
自分で航空券や宿泊を手配する自由旅行のスタイルはこれで作られた。
感慨深いですね。

そんな風に今日もゴミ(資料)の山と格闘したいと思います。
年内に終わるかなぁ?

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